神の息が震える
>闇が大水の上にあり、神の霊がその水の上を動いていた。(創世記1:2の後半)
再創造論者の高名な伝道者は<動いていた>の原語「ラハフ」に別の意味を与えている。
”鳥が卵を翼で覆い、ひながかえるまで守る様子を表す語だといい、水が始動するまで守っている”のだと。
実際「ラハフ」が使われている2か所を見てみよう。
>鷲が巣のひなを呼び覚まし、そのひなの上を舞い(ラハフ)、翼を広げてこれを取り、羽に載せて行くように。ただ主だけでこれを導き、主とともに異国の神はいなかった。(申命記32:11,12)
>預言者たちについてー
私に心は、うちに砕かれ、私の骨はみな震える(ラハフ)。私は酔いどれのように、ぶどう酒に負けた男のようになった。(エレミヤ23:9)
「骨が震える」様子は「酔いどれのように」。腕にも脚にも力が入らずブルブルしている状態が彷彿される。
ひなの上の鷲は翼を羽ばたかせてその位置にとどまろうとしていると同時にその羽音や羽ばたきの風でひなを呼び覚ます。
<神の霊>もそのような様子だったのだろう。
<霊>は<息>であり<風>である。
創造の直前、水面を波立たせる風のように聖霊なる神が働かれた。